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地球と人類の未来のために

高速増殖炉の開発に
力を注いでいます
 
世界の人口は、現在(2007年)の66億人から2050年には91億人に達すると予想されております。人口増加に伴い、急速なエネルギー需要の増加が見込まれますが、現在このエネルギー資源の大半を石油、天然ガス、石炭などのいわゆる化石燃料に依存しています。化石燃料をエネルギー資源として利用し続けるとあと数十年で枯渇するのではないかと懸念されることに加えて、炭酸ガス放出による地球温暖化の急速な進展が懸念されます。
代表取締役社長 足立 茂

近年、このエネルギー資源問題と地球環境問題を併せて解決してゆくことの重要性が改めて認識され、各国で、省エネルギー対策、太陽電池や風力発電などの自然エネルギー利用、原子力エネルギーの利用などの取組みが進められておりますが、何と言っても根幹となるのは原子力発電の推進です。ながらく原子力発電所の新規の建設が途絶えていた国々で建設再開の動きが顕著になってきておりますし、脱原子力の政策を変更する国も出てきております。

しかしながら、原子力発電においても、現在実用化している軽水炉の建設、運転のみでは、今後100年も経たずしてウラン資源の枯渇という問題に直面せざるを得ません。それは、天然ウラン中には、核分裂するウラン235はわずか0.7%しか含まれておらず、99.3%は核分裂しないウラン238だからです。そこで数千年の長期にわたるエネルギー源として期待されるのが高速増殖炉です。高速増殖炉は、核分裂しないウラン238をプルトニウムに変換しこのプルトニウムの核分裂を利用するものです。更に、原子炉内に装荷したプルトニウム量以上のプルトニウムを新たに生み出します。高速増殖炉を利用するとウラン資源を軽水炉の60倍程度有効に利用することができます。

高速増殖炉の開発は、わが国のみならず人類の未来のために必要な技術開発であり、国家プロジェクトとして推進されてきました。その開発の要となるのが福井県敦賀市に建設中の「もんじゅ」であり、その完成、運転実績の蓄積が待たれます。

高速炉エンジニアリング株式会社(略称:FBEC)は、わが国の高速増殖炉開発を効率良く円滑に進めるために、原子力主要メーカ4社の出資で設立された会社で、総合的なエンジニアリングの調整を担当しています。

今後とも高速増殖炉「もんじゅ」の完成に力を注ぐとともに、技術情報の集約等を通して今後の高速増殖炉の実用化に貢献してゆきたいと考えています。

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